Vol de nuit_夜間飛行

ゲラン社の名香 夜間飛行

その名は同名の小説の著者(サン・テグジュペリ)の友人であった

ゲラン社の創始者ジャック・ゲラン

その危険をも顧みない第二次世界大戦当時は無謀と言われた

夜間の飛行

彼の勇気と栄誉を讃え香水にその名を付けました

ボトルは飛行機のプロペラが模してある

という話も十分ドラマチックなんだけど

私はもう一つのエピソードもけっこう好き!

 

夜のフライト

シャンパンを少し飲みすぎたのか

少々まぶたが重くなってきた

室内灯はとうに落とされて読書灯だけがともっている

「さて寝ようとするか・・・」と本を閉じる

少しウトウトしかけたときあの香りが鼻腔に届く

昔愛していた女性が付けていたものだ

機内は明かりが落とされ誰が付けているのか

見当もつかないキョロキョロと見回すのだが

もちろん誰だかわからない

暗闇の中

香りだけがやってきた

シャンパンでぼんやりとした脳は彼女の思い出で満たされていく

 

寝てしまったようだ

窓からは朝日が差し込んでいる

香水の主は・・・

 

男の未練がましさがけっこう好き!

 

心斎橋のホテル日航大阪に

同名のBarがあります

入口を入りますと左手?に

金属製?銅製?のプロペラ機が飾ってある

大昔車輪を折ったのは私です

誠に申し訳ないとずっと思っている

今度謝りに行こうか・・・?

開業が1982年か

今もプロペラ機は飾ってあるのだろうか

車輪が固定されてましたら

当時のままです