2月中~3月が剪定の時期
人様に差し上げるにしても
新居に持っていくにしても
一旦剪定しまして姿を整えよう
①じゃまな枝
高く伸びた枝、横に広がる枝、混み合っている枝、伸びて葉が茂ると株の内側の日あたりや風通しを悪くする枝などはじゃまな枝として枝の付け根から切り取ります。
②不要枝
枯れた枝、内向きに伸びる枝、ほかの枝と交差する枝、細く貧弱な枝、折れた枝、病害虫の被害を受けた枝などは不要枝とよばれ、その枝の付け根から切り取ります。貧弱なひこばえも不要な枝になります。不要枝の種類は下記をごらんください。
③長い枝(不要枝)
不要枝のうち、およそ20cm以上の長い枝には花芽(花・果実がつく芽)がつきにくいので、付け根から切り取るか、先端から全体の長さの1/3~1/4ほど切り詰めます。
【不要枝の種類】
内向枝(ないこうし)
樹冠の内側に向かって伸びる枝。樹冠を乱し枝が混み合う原因となる。
徒長枝(とちょうし)
勢いが強く、長く太く伸びる枝。花が付きにくい。
交差枝(こうさし)
交差する枝。枝同士がこすり合って傷がついて病気になる可能性があるだけでなく、風通しも悪くなる。
逆行枝(ぎゃっこうし)
内側に向かって伸び、幹や太い枝などと交差する枝。
胴吹き枝(どうぶきえだ)
幹から発生する枝。通常切り取ってしまうが、必要な部分から出たものは利用してもよい。
立ち枝(たちえだ)
真っ直ぐ上に向かって伸びる枝。横に伸びる枝と交差しやすい。
平行枝(へいこうし)
周囲の枝と平行に同じ方向に伸びる枝。どちらか一方を残して切り取る。
逆さ枝(さかさえだ)
下に向かって伸びる枝。
ひこばえ
株元から伸びる枝。仕立て方によっては残す場合もある。