秀子を想う



最近の秀子は自分が分からない時が多々あります

私があちこちに連れて行きましても

記憶の保持がたいそう困難になってきています

その時々は楽しそうにしておりますので

私としましてはそれで良しと考えております


こんなことを思うこと自体が不遜なのかもしれませんが

長生きする事の意義とは何なのでしょうか

大三も量穂も自らを律っした上で鬼籍に入りました


自らを律することが出来なくなって

しかし命はまだまだそこにあって

人に自らを委ねることとなっても

命を永らえることとは

どういう事なのでしょうか


四の五の言わずに命ある限り

思うことをする

望むことをする

出来ることをする

やりたい事は全てする

これが人生の意義なのでしょうね


秀子 頑張れ!