すべての行動が制限されるわけでない緊急事態宣言は「緩い」という声がある。
でもそれは、日本人の力を信じているからだと僕は信じたい。
きつく強制しなくても、一人ひとりのモラルで動いてくれると
信頼されたのだと受け止めたい。
戦争や災害で苦しいとき、隣の人へ手を差し伸べ助け合ってきた。
暴動ではなく協調があった。日本にはそんな例がたくさんある。
世界でも有数の生真面目さ、規律の高さ。
それをサッカーの代表でも日常のピッチでもみてきた。
僕らは自分たちの力をもう少し信じていい。
日本人はこういうとき、「やれるんだ」と。
「都市封鎖をしなくたって、被害を小さく食い止められた。
やはり日本人は素晴らしい」。そう記憶されるように。
力を発揮するなら今、そうとらえて僕はできることをする。
ロックダウンでなく「セルフ・ロックダウン」でいくよ。
自分たちを信じる。僕たちのモラル、秩序と連帯、
日本のアイデンティティーで乗り切ってみせる。
そんな見本を示せたらいいね。