私が小学校の頃
家の近くにドイツ人夫妻がやっている
お好み焼き屋さんがあった
いとこが骨折かなにかで病院に入院しまして
母とお見舞いに行った帰りに
お好み焼きの看板を見て入店
カウンター内に白人の男女
私絶句!
なんとか日本語が喋れるようですので
豚玉・焼きそばあたりを注文したんだと思う
食事中母が白人に話しかけて
ドイツ人であることが判明
私ドイツ語なんて何一つ知らない
ヘラヘラ笑いつつ「ごちそうさま」
時は流れて・・・!
倅の結婚式でバリ島に来ています
低層のリゾートホテル
なかなか良いホテルです
5泊くらいしたかな・・・?
レストランやバーが3つ4つ
だいたい同じところで朝食・夕食
同じバーで毎晩しこたま酒を飲む
初日だったか二日目だったか
店内に居合わせた白人の老夫婦
何となく話しかける
私「ウエアディジュカムフロム」
白「ベルリン」
私「Oh You are Germany?」
白「Yes Deutsche! Germany!」
私「ウイ アー ヤーパン」
白「Oh yeah」
私の知っているドイツ語なんて
イッヒリーベディッヒ
グーテンモルゲン
グーテンターク
グーテナハト
この4つです
奥様はドイツ語のみ
旦那はドイツ語と英語と少しだけ日本語
レストランやバーで毎晩必死に話をしました
4日目だったか5日目だったか
ふとお好み焼き屋さんを思い出しまして
私「アイノウ 1ジャーマーニー ジャスト1パーソン」
白「Oh yeah」
私「ロングロングアゴー」
私「ヒズジョブ お好み焼きショップ イン西宮シティ」
白「・・・・・!」
私「アバウトフィフティイヤーズアゴー」
白「オーマーガー イッツミラクル」
白「イッツミー !!!」
白「アイアムお好み焼きショップマスター」
白「イッツミラクル!!!」
私「アンビリーバボー!!!」
なんてことはそうそう起こらない
拙いドイツ語と英語のやり取りで
最終日には全員でハグ
なみだなみだのお別れでした
彼らがお好み焼きショップマスターではない
という確認はしていない
もしかすると・・・
そうだったかも?